クロスステッチの想い出


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私が二十歳の記念に、何か作ってほしいと母にお願いして作って貰った馬のクロスステッチの額。
午年の私にちなんで、なかなか勇ましい馬の図柄を選んでくれています。
三か月くらいかけて仕上げてくれたこの額は、
実家の居間にしばらく飾ってありましたが、
私の結婚で家を出てからは、ずっと一緒に付き添ってくれています。
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成長していく過程で、何かの折毎に、
例えば、ピアノを習い始めたころは、ピアノの上にと、音楽家たちのクロスステッチを。

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練習はあまり好きではありませんでしたが、この額の下で、
なんだかとても優雅な気持ちになりきって
ピアノに向かっていたような気がします。

季節ごとに花の額や、秋は、リンゴの刺繍。
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家のなかを様々な刺繍の額で彩ってくれていました。
その頃はいつもそれが普通のことで、当たり前のことでしたが、
いま、自分を振り返ると、そんな心の贅沢を自然な形で子供たちにしてあげれたかと、
思い返すと、ちょっと後悔してしまいます。

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母に直接習う機会は無かったのですが、時々そんな母の面影を思い出して、
私も針を刺したくなります。
幸せなクロスステッチの想い出です。



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by powanksyfu-no | 2014-07-11 15:23 | 刺繍 | Comments(0)

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